オリンピックに向け「東京のブランディング戦略」を考える連続シンポジウム
【要翻訳】会期 | 2015年10月28日、12月16日、2016年1月13日 |
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【要翻訳】会場 | 東京デザインセンター ガレリアホール |
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、とは東京の旅行地としての魅力を広く世界に浸透させようとしています。しかし東京の魅力を作るのは、行政でも広告代理店でもなく、東京都民自身です。また、その魅力を維持し享受するのも都民です。
これからの東京は何が求められるのか、東京オリンピックを節目に東京をいかにサステナブルに発展、維持させるかを問う連続シンポジウムです。「スポーツコミュニティデザイン」、「観光デザイン」、「都市環境デザイン」という3つの柱をテーマに、改めて東京という都市を考えました。
第1回「新しいスポーツコミュニティ形成とデザイン」
オリンピック競技を中心とする日本のスポーツアスリート社会は危機的な状況を迎えています。少子高齢化社会に対応すると同時に、生涯スポーツ社会を真に支える「スポーツコミュニティ」の育成が、今や大きな課題となっているのです。東京オリンピック・パラリンピックのレガシーを構築する上でも、この問題がとても重要視されています。
モデレーター
福井昌平(JDCA理事)
パネリスト
小林住彦(東京オリンピック・パラリンピック組織委員会 戦略広報部長)
師岡文男(上智大学保健体育研究室教授)
町田 誠(国土交通省都市局 公園緑地・景観課 緑地環境室長)
第2回「観光と戦略的デザイン」
第2回のテーマは「観光と戦略的デザイン」。東京オリンピック・パラリンピック開催決定を機に、観光への注目はますます高まりを見せています。訪日観光客も増加の一途をたどる中、新たな課題も浮かび上がってきました。そこで、世界基準でとらえた旅の姿に加え、ロンドン五輪のレガシーから東京オリンピックとそれ以降の観光の新しい姿について、戦略的に見つめていきました。
パネリストの澤山乃莉子氏には「東京オリンピックと観光資源としての戦略的デザイン -ロンドンオリンピックレガシーから見えてくるもの」、浜野安宏氏には「グローバル・トラベラーから見た世界目線の生活観光」、と題してお話いただきました。
第3回 「パラリンピック〜 環境と文化のデザイン」
第3回のテーマは「パラリンピック」です。スポーツ評論家の玉木正之氏、日本建築家協会会長の芦原太郎氏をパネリストとして迎え、「より早く、より高く、より強く」のオリンピック・モットーを超えた「より美しく、より人間らしく」スポーツする価値観への変化を語り合います。同時に過去4回のパラリンピックを撮影し、パラリンピックスポーツの魅力を写真を通して伝えてきた写真家、越智貴雄氏の写真展を開催しました。