表参道ヒルズ 同潤館
東京デザインセンター (TDC) レビュー
同潤館は1923年に発生した関東大震災の復興支援のために設立された団体で、不燃の鉄筋コンクリート造で住宅を供給することをその目的としていた。その同潤館アパートは、日本で最初期の鉄筋コンクリート造集合住宅として住宅史・文化史上、貴重な存在だ。1945年5月には、アメリカ軍による東京大空襲で街路樹が全焼した表参道で、同潤館青山アパート前のケヤキだけが焼け残り、防火壁としての同潤会アパートの機能を実証したと言われている。その青山アパートは、2006年に森ビルが表参道ヒルズとして再開発したが、安藤忠雄の設計によって外観東端の1棟が忠実に再現され、「同潤館」として表参道ヒルズの一部を構成している。
- 施設名
- 表参道ヒルズ / ギャラリー同潤館
- 住所
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-12-10
- 電話番号
- 03-3497-0310(表参道ヒルズ 総合インフォメーション)
- 竣工年
- 2006年2月11日