Space Design Concierge
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サニーヒルズ南青山
伝統的な日本の木工技術、「地獄組」と呼ばれる木製建具の接合システムを建築の内外に拡張したパイナップルケーキショップだ。木材の加工と釘を使わない接合で3層の外壁を作り出す迫力は、閑静な住宅街のなかで異彩を放つ。それでいて森のように清々しい。内部は森の木洩れ日につつまれる静かな空間だ。このデザインの特徴
東急プラザ銀座
東急プラザ銀座は日本のデベロッパーが開発した大型商業テナントビルで、東京の伝統的な商業地銀座に建設された。伝統と革新がデザインテーマ。外装デザインは「江戸切子」をモチーフとし、都市にダイナミズムを生むガラス細工の「光の器」となっている。そのアイデアは内部の空間にも行き渡る。上階(6階)の巨大な吹き抜
茶洒 金田中
Viewing: ゲストのみ
設計を行った写真家の杉本博司はかつて骨董屋であり、いまもそうらしい。収集した文物の中には古代の建築の部材等があり、それらはおのずから空間的な想像につながるはずで、その結果、氏は現在、このような空間の制作を活動のひとつにしている。たいへん美しい空間であるがどこかヘンだ。古今の文物収集の記憶の幻視ように
JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」
インターメディアテクは、旧東京中央郵便局をリノベーションした複合施設JPタワー内に、商業施設KITTEと共に設置された入場無料の大型博物館である。商業施設とのダイナミックな併設を試みる文化施設として再編集し、「レトロフュチュリスム」の観点で展示したものである。アーティフシャルな展示手法と真鍮や銅、鉄
竹尾 青山見本帖
日本を代表する紙のメーカー「竹尾」の紙のショップ。閑静な住宅街の中にひっそりと店を構える。このショップは大量多品種の紙をすべて引き出しに収蔵する。引き出し以外には何も無く、抽象的な格子状の表層が作り出すミニマルな空間である。ところが引き出しを開けると中の紙の色が生々しく現れる。その時に、このミニマル
イグアナアイ青山本店
フランス発のブランド iGUANEYE は、人間の身体に宿る原始の記憶をヒントに開発された新感覚フットウェア。青山本店はそんなフットウェアの販売のためのショップである。そのフットウェアの特性 (足の形状に沿う柔らかいゴム素材で作られている) と呼応するように、アルゴリズムの手法を用いて人と空間との関係性を再構築し
代官山 蔦屋書店
書店空間の新しいタイプを牽引する書店のひとつ。それを大型書店形式で、しかも閑静な住宅街区に実現させた。本の置かれ方もジャンル別配架ではなく、ライフスタイル別配架だ。たとえば旅のコーナーに料理本や詩や哲学書が並ぶ。こうしたコラージュ型配架をシーンと見立て、この大型書店は、映画のシークエンスのように空間
伊勢丹新宿本店 2F3F4F
ネット社会とIT技術は、世界中の百貨店を苦境に追いやった。流通と価格の仕組みがグローバルになりアマゾンやユニクロが台頭したのだ。しかしその仕組みを跳ね退けて、売り上げ世界一を誇る希有な百貨店がある。それが新宿の伊勢丹だ。消費の劇場のような超百貨店である。その売り場空間をデザインしたのが森田恭通。日本の
根津美術館
隈研吾は世界を股にかけ建築を作りまくる建築家。しかしそれは、90年代に仕事が無いときに、日本の地方の小さな仕事を経験する中でたどり着いた建築の認識からはじまったという。それは著書のタイトルになった。いわく「反オブジェクト」「負ける建築」。コンクリートの箱でなく、空気にそよぐ粒子のような現象の空間。強さ
ブルーボトルコーヒー 清澄白河ロースタリー&カフェ
コーヒーの焙煎所、カフェ、オフィス、バリスタを育てるトレーニングルームとペイストリー工場を兼ねた生産拠点で、倉庫を改修したものである。あるがままの倉庫の風情と店を運営するための装置 (カウンター、家具、棚、機械など) とが、ほとんど意図されていないかのようで、その実細心の注意で演出された空間である。その
グランド ハイアット 東京 / チャペル
杉本貴志は日本のインテリアデザイナーの海外進出のメルクマールである。それは1990年代、シンガポールのグランド ハイアット ホテルのレストランMezza9を手がけた事から始まった。ソウル、香港、上海、北京、ドバイ、アメリカなどの多くの都市に、一貫したデザイン作法で発信してきた。自然の物性に根ざした簡明な空間が共
こいずみ道具店
古い日本の木造家屋のリノベーションで、小さな空間に店舗、事務所、倉庫、工房、眺望室と多様な用途が詰め込まれている。にもかかわらず、驚く程の簡素さである。日本の昔の民家のコンセプト=「用の美」 (機能主義ではない) に近い空間だ。様々な要素、ハシゴ、天井、家具、照明が絶妙な間合いで配置され、ゆたかな「間」
BOOK AND BED TOKYO
インターネットが席巻しているのに、日本に限らず韓国や台湾等でも「本」が急浮上している。「本」のある空間に魅力的で新しいものが増えているのだ。BOOK AND BED TOKYO (ホテル=簡易宿泊所)もそのような新しくて斬新な空間である。カプセルホテルというよりはユースホステルのスタイルで、宿泊の場面としてはハンディを
日本橋木屋izutukiスペース
刃物を中心とした生活道具の店であるが、日本の伝統技術が消えて行く可能性がある現状に一石を投じるべく、職人の手仕事で作られる様々な道具と生活シーンを提案する。道具の展示は簡潔そのもので、ショップ全体が日本の伝統的な美意識「用の美」をあらわしている。
東急プラザ表参道原宿
世界中のショッピングビルタイプは似ている。テナント料を増加させる経済的利害で作られるので、似てしまうのだ。ところが東急プラザ表参道原宿は、経済的利害を逆に利用し、生成し、ショッピングビルのタイポロジーを覆した。グローバルブランドが占有する1−2階を一気にスルーして3階にメインエントランスを配置する。
ひとしなや
羽田空港第一ターミナルの出発ロビーに面する和食専門店。3つの専門店から構成された一つの飲食店である。それぞれの店舗が張り出した軒下に沿って連なり、雑然としたターミナルの中に清々しい街並の風情を生みだしている。連続する軒のリズム、浮遊する暖簾、京都の伝統的な低い柵=駒寄せなど、町屋の要素が単純明快に表
中央ラインモールプロジェクト コミュニティステーション東小金井 / モビリティステーション東小金井
電車の高架下有効活用プロジェクト。街の中に出現する無用の場所=高架下を有用化するだけでなく、街づくりに貢献する空間デザインである。白い大きなフレームを連続させ、高架下を一体感のある室内空間に見立てた。賑わいを生む路地空間、見え隠れする店舗の配置によって、地域に開かれたモール空間を生み出す。
二子玉川 蔦屋家電
文明 (家電) と文化 (本) を融合させた、ライフスタイル提案型の店舗である。インターネットショッピングが主流の世の中で、オンラインショップではできない魅力的な体験ができる空間をどうやってつくるかを考えてデザインされた。2フロア7,000㎡以上ある店内には、さまざまなテーマごとに売り場がシームレスにレイアウトさ
ザ・ペニンシュラ東京
各フロアの窓上にひさしがついていて、そのひさしにライティングを施している。それらのひさしが積層したライトアップがきれい。アジアのフラッグシップホテルの一つであるペニンシュラの格式が感じられ、遠方からも目立つライティングデザインになっている。インテリアは全体では和を演出する空間になっており、随所で日本
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