グランド ハイアット 東京 / チャペル

日本商環境デザイン協会 (JCD) レビュー

杉本貴志は日本のインテリアデザイナーの海外進出のメルクマールである。それは1990年代、シンガポールのグランド ハイアット ホテルのレストランMezza9を手がけた事から始まった。ソウル、香港、上海、北京、ドバイ、アメリカなどの多くの都市に、一貫したデザイン作法で発信してきた。自然の物性に根ざした簡明な空間が共通の特徴である。このチャペルの場合はルーバー化された木が効率的な音響効果を得ると同時に、崇高な「気配」の空間を得ることに成功している。

室内設計：スーパーポテト / 杉本貴志