設立主旨

一般社団法人日本デザインコンサルタント協会（JDCA）は、多種多様なデザインの専門職能を発揮するデザインコンサルタントの唯一の全国組織として、産業振興や企業活動に豊富なコンサルティング実績を有する人材が集い、1996年に創立されました。「社会価値創造」に関わるあらゆるデザイン分野をマネイジメントし、さらにそれらの実務経験からデザイン・コンサルティング機能をより一層強化することで、日本の社会と産業に活力を与え、その未来を拓くことをめざしています。

情報化が加速度的に進む現代社会では、様々な専門性の統合・融合とグローバルな戦略的展開がより高度に進展しています。今や新しい価値創造プロセスには、多様な専門分野と資源、技術を編集し目的に沿った具体的な成果を生み出す、「デザイン」という分野横断的な専門性が営利、非営利を問わず強く求められています。より効率的で質の高いデザイン能力の導入とその戦略的な活用によってのみ初めて解決しうる多くの課題に対して、問題解決に果敢にチャレンジし困難なプロジェクトの推進を支援する人材こそ、デザインコンサルタントなのです。

様々な事業開発において、その発案の時点が創造的なプロセスにとって最も重要な瞬間です。私たちデザインコンサルタントの最初の役割は、それらの事業企画が立ち上がる瞬間に立会って、豊富な現場体験に裏付けされた適切なアドバイスを行うことだと考えます。そして日本の新しい産業と地域の活性化のために、最も期待され、役立つ職能として、その使命を果たしていきたいと願っています。